杣の杜学舎スタッフのお薦め事を掲載しています。

2012年1月24日火曜日

「島崎山造り塾」のHPが開設されました。

「島崎山造り塾」↓
http://www.somanomori.or.jp/simazakiyamajuku.html

全国各地へ
誰もができる山造りを
島崎洋路先生の思想を
山野をのりこえつつ
チェーンソーをかついで
伝道する

島崎山造り塾

HPができました。
じょじょに更新される予定です。
塾開催依頼はそちらまで。

2011年4月15日金曜日

地元学からの出発


「地元学からの出発」
結城登美雄さんの名著。
地域の再生とは「家族の場」の再生であるという視点や、
地域再生の手法として、当たり前にあることを探す。という視点がつらぬかれており
文章も読みやすく著者の活動例が詳しくかかれており、
あたたかくてわかりやすい。
 「よい地域」であるための7つの条件
1、よい仕事の場をつくること
2、よい居住環境をつくること
3、よい文化をつくり共有すること
4、よい学びの場をつくること
5、よい仲間がいること
6、よい自然と風土を大切にすること
7、よい行政があること

伝統の布を織って町に売りに来ているメキシコの先住民が、
取材者の「仕事はおもしろい?」という問いに答えて言う。
「おもしろいわ。仕事ってそういうものでしょう。」
その言葉にはっとする。

「仕事は生きていくために絶対しなければならない労働。」
「稼ぐためには嫌なこともしなければいけない。」
という資本主義のルールともいえるものを私も完全に否定はできない。
「お金はちょっとでいいよ」とは私ははっきりとは言えない。
子供1人大学を出すのに1千万近くかかる時代だ。

でも、この先住民のように、「仕事はおもしろいものでしょう」といえる感覚を忘れてしまうと、
人の痛みに鈍感になって、本来必要な仕事から遠ざかってしまうような気がする。
仕事の喜び、生活の喜び、人生の喜びを再確認する。
それが地域の再生なんだろうと思う。